日本医科大学健診医療センター
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2007年10月06日

PET検査が得意ながんの検査

 PET検査はたしかにがんの早期発見や診断に威力を発揮するのですが、すべてのがんに有効とは言えず、決して万能な検査ではないのです。

 また一部マスメディアなどで時折見かける「数ミリのがんも発見できる」といった表現は誤りではないものの、PETががん検査に万能であるかのような誤解をまねく表現であると言えます。

 PET検査が得意ながんは、頭頚部がん、肺がん、乳がん、膵がん、大腸がん、卵巣がん、子宮体がん、悪性リンパ腫、悪性黒色腫などです。

 またPET検査が苦手としているがんは、肝がん、胃がん、前立腺がん、腎がん、膀胱がん、子宮頸がんなどです。

 PET検査で尿経路の臓器のがんの発見が苦手な訳は、使用するFDG(ブドウ糖によく似た、ごく微量の放射線を出す「薬」のこと)が尿中に排出されてしまうため、膀胱や腎臓、尿管などにはどうしても薬剤が集まってしまい、その付近のがんは見落としてしまう可能性があります。

 また胃がん、肝がんなども苦手な部位です。こういった、FDGの集積が少ない性質のがんもありますし、消化管粘膜に発生する極早期のがんの発見は困難です。さらに炎症を起こしている部位や良性腫瘍などを、がんとして捉えてしまうこともあります。

 PET検査では、薬剤の集積は血糖値に大きく影響されるので、糖尿病の患者さんなどは診断に注意が必要です。

 PET検査が苦手とする部位には、CTやMRIなどその他の画像診断や内視鏡検査などを組み合わせると効果的です。

 PET検査は確かに万能ではありません。しかし得意、不得意を正しく認識してCTやMRIなどと連動しておこなうことで高い精度の検査をおこなうことが出来るのです。
posted by PET at 14:24| Comment(0) | TrackBack(0) | PET検査
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